乾癬治療について

乾癬治療

乾癬とは?

赤く少し盛り上がり、表面が白く剥がれ落ちる皮疹が様々なところに出現し、なかなか治らない状態となります。

乾癬の分類と症状

通常型の尋常性乾癬、小さい膿を多数生じる膿疱性乾癬、関節症状を伴う関節症性乾癬、小型の皮疹を多数生じる滴状乾癬、小児に生じる小児乾癬があります。

乾癬治療について

ステロイド外用、ビタミンD3外用、紫外線照射、ビタミンA誘導体内服、免疫抑制剤内服、生物学的製剤があります。

生物学的製剤は生物が体内で生成するタンパク質(抗体)を人工的に作り出したもので、特定の物質を強力に抑えます。抗体そのものには毒性はありませんが、乾癬治療のためには病態に関与する免疫物質を抑える必要があり、免疫力低下に伴う副作用を生じる可能性があります。現在、抗TNFα抗体製剤が2剤(レミケード、ヒュミラ)、抗IL12/23抗体製剤が1剤(ステラーラ)、抗IL17抗体製剤が1剤(コセンティクス)使用されています。

乾癬についてよくある質問

Q:人に伝染りますか?
A:決して人に伝染るものではありません。
Q:特別な人がなる疾患ですか?
A:だれでもなり得る疾患です。